ナンバーレスカードは券面に数字が印字されていないため、カード番号・有効期限・セキュリティコードは基本的に「カード会社の会員用アプリ(またはWeb会員ページ)」で確認します。実店舗でのタッチ決済・IC決済なら番号を見る必要はなく、番号が必要になるのはネット通販での入力や各種サービスへのカード登録のときが中心です。この記事では、番号・セキュリティコードの確認手順、番号が必要な場面・不要な場面、アプリが使えないときの対処、そしてメリット・デメリットと選び方までを、順を追って解説します。
ナンバーレスカードとは?なぜ券面に番号がないのか
ナンバーレスカードは、カード表面(券面)にカード番号・有効期限・名義・セキュリティコードなどを印字しない、または一部だけ印字するタイプのクレジットカードです。最大の狙いはセキュリティの向上にあります。券面に番号がなければ、レジや飲食店でカードを渡した際の盗み見、写真撮影、スキミングなどによる番号の盗用リスクを下げられると言われています。
ネット通販でのカード番号盗用による不正利用が問題になっている流れもあり、番号を券面に載せない設計のカードが増えてきました。中には券面に番号を一切載せない「完全ナンバーレス」と、裏面などに小さく番号を残す「一部ナンバーレス」があり、カード会社によって仕様が異なります。
カード番号・セキュリティコードはどこで見る?
券面で確認できない番号は、次の手順でアプリまたはWeb会員ページから確認します。名称や画面はカード会社ごとに異なりますが、基本の流れは共通しています。
- カード会社の会員用アプリをインストールし、ログインする(初回は本人確認・パスワード設定が必要な場合があります)。
- 「カード情報」「カード番号を表示」「番号確認」などのメニューを開く。
- 必要に応じて再認証(パスコード・生体認証・ワンタイムパスワード)を行うと、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表示される。
- ネット通販の入力欄に、表示された番号を転記する。
アプリを使わずに確認したい場合は、パソコンなどからWeb会員ページにログインして同様のメニューを探します。番号の表示にはセキュリティ上の再認証が求められることが多く、これはなりすまし防止のための正常な仕組みです。
どんなときに番号が必要?必要ないケースも多い
番号を見なくても使える場面
意外と知られていませんが、日常の支払いの多くは番号を確認しなくても使えます。実店舗でのタッチ決済(コンタクトレス)、ICチップを差し込む決済、磁気での決済は、カードそのものを使うため番号の入力・確認は不要です。スマホの決済アプリに登録して使う場合も、初回登録後は番号を毎回見る必要はありません。
番号が必要になる場面
一方で、次のような場面では番号の入力が必要になります。
- ネット通販で、カード番号・有効期限・セキュリティコードを入力するとき。
- サブスクや公共料金など、各種サービスにカードを登録するとき。
- スマホの決済アプリへ初回登録するとき。
こうした場面に備えて、番号の確認方法(アプリのどこを開くか)を一度把握しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
アプリで番号が見られない・使えないときの対処
ナンバーレスカードは番号確認をアプリに頼るぶん、アプリが使えないと番号が分からず困る、という弱点があります。次のケースごとに対処を確認しておきましょう。
- 機種変更した:新しい端末にアプリを入れ直し、再ログインする。引き継ぎ設定や再認証が必要な場合があります。
- ログインできない・パスワードを忘れた:アプリまたはWeb会員ページからパスワード再設定を行う。それでも解決しなければカスタマーセンターへ。
- 圏外・通信できない環境:番号確認にはネット接続が必要なことが多いため、事前にWi-Fi環境などで確認しておく、または別の支払い手段を用意しておくと安心です。
- アプリの障害・メンテナンス中:一時的に表示できないことがあります。時間をおくか、Web会員ページ側を試す。
なお、セキュリティ上、カード番号をスクリーンショットで保存したりメモアプリに控えたりするのは避けたほうが無難です。必要なときにアプリで確認する運用が安全と言われています。
ナンバーレスカードのメリット・デメリット
メリット
- 盗み見・スキミング対策になりやすい:券面に番号がないため、他人に番号を知られるリスクを下げられます。
- 即時発行に対応しやすい:番号がアプリ上で完結するため、申し込み後すぐにアプリで番号を確認して使い始められるカードもあります。
- シンプルな見た目:券面のデザインがすっきりしている点を好む人もいます。
デメリット
- アプリが前提になる:スマホやアプリを使わない人にとっては番号確認が手間になりがちです。
- 圏外・電池切れで番号を確認できないことがある。
- 番号入力のたびにアプリを開く必要があるため、ネット通販を頻繁に使う人はやや手間に感じる場合があります。
ナンバーレスカードの選び方
ナンバーレスカードを選ぶときは、還元率や年会費に加えて、次の点も見ておくと使い勝手で後悔しにくくなります。
- アプリの使いやすさ:番号確認・利用明細・各種設定がスムーズにできるか。
- 完全ナンバーレスか一部ナンバーレスか:券面に番号が全くないほうがセキュリティ重視、一部残っているほうが確認のしやすさ重視、という傾向があります。
- 本人認証(3Dセキュア)への対応:ネット通販での認証がスムーズだと、番号入力後の決済でつまずきにくくなります。
- 即時発行の有無:急いでカードを使いたい人はチェックしておくと便利です。
年会費・還元率とあわせて、こうした使い勝手の条件で比較すると自分に合う1枚を選びやすくなります。
よくある質問(ナンバーレスカード)
カード番号は暗記しておくべき?
暗記は必須ではありません。むしろ番号を紙やメモアプリに控えると盗用リスクが上がるため、必要なときにアプリで確認する運用が安全とされています。よく使うサービスにはカードを登録しておけば、毎回入力する手間も減らせます。
アプリを消したら番号は分からなくなる?
アプリを削除しても、再インストールして再ログインすれば番号は再び確認できるのが一般的です。Web会員ページからも確認できることが多いので、番号自体が失われるわけではありません。
完全ナンバーレスと一部ナンバーレスはどちらがいい?
セキュリティを重視するなら券面に番号がない完全ナンバーレス、番号確認の手軽さを重視するなら一部ナンバーレス、と考えると選びやすいです。どちらが良いかはネット通販の利用頻度やスマホの使い方によって変わります。
ナンバーレスカードは本当に安全なの?
券面から番号を読み取られるリスクは下げられますが、フィッシングや情報漏えいなど別経路の不正利用リスクがなくなるわけではありません。本人認証(3Dセキュア)の設定や、利用明細のこまめな確認とあわせて使うことで、より安心して使えると言われています。
まとめ
ナンバーレスカードの番号・セキュリティコードは券面ではなく、カード会社のアプリやWeb会員ページで確認します。実店舗のタッチ・IC決済では番号を見る必要はなく、番号が要るのはネット通販や各種サービスへの登録時が中心です。アプリが前提になるぶん、機種変更や圏外時に備えて確認方法を一度把握しておくと安心です。選ぶときは年会費・還元率に加えて、アプリの使いやすさや本人認証への対応も見ておくと、使い勝手で後悔しにくくなります。
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※本記事は一般的な解説です。番号の確認方法・アプリの仕様・ナンバーレスの種類(完全/一部)はカード発行会社によって異なります。最新の条件は各カード発行会社の公式サイト・アプリでご確認ください。